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お口のメインテナンス/ブログ/一般歯科

歯肉が失われる原因や歯肉の再生につながる治療法を解説

 

皆さんは、「歯周組織再生療法」という治療法を聞いたことがありますか?

重度の歯周病で抜歯を回避する場合や歯肉退縮の症状がみられる場合に適応されるもので、専門性が極めて高い歯肉の再生医療です。

そんな歯肉の再生治療は「失った骨を再生させる治療」と「今ある歯肉を移植する治療」に分けられ、今回はそれぞれの具体的な治療法について詳しく解説していきます。

 

■歯周病や歯肉退縮によって失われる歯周組織

  • そもそもなぜ歯肉は失われるのか?

歯肉が失われる主な原因は、「重度の歯周病」と「歯肉退縮」の2つが挙げられます。

○重度の歯周病について

軽度の歯周病の症状は、歯肉の腫れや出血程度にとどまりますが、重度となると歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が始まります。歯周病菌による感染で、炎症反応が強まるからです。そのため、重度の歯周病患者さんの歯肉は下がる傾向にあり、一見すると歯が伸びたような印象を受けます。

○歯肉が下がる「歯肉退縮」

歯肉退縮(しにくたいしゅく)とは、歯肉が下がる現象全般を指します。歯肉退縮の原因としては、一般的に加齢や歯ぎしり・食いしばり、かみ合わせの異常などが挙げられますが、歯周病による歯肉の破壊も広い意味で歯肉退縮の一種といえます。

  • 失われた歯肉は元に戻せる?

歯周病などによって破壊された歯肉は、根本的な原因を取り除くことで、ある程度、回復させることはできますが、元の状態には戻りません。とくに歯肉が失われた量が多い場合は、自然治癒力だけに頼るのは不可能といえます。そこで有用なのが「歯周組織再生療法」です。

 

■失った骨を再生させる治療

歯周病によって破壊されるのは、歯肉だけではありません。歯槽骨(しそうこつ)と呼ばれる顎の骨も壊されることから、重症化した歯周病では抜歯を余儀なくされるケースも珍しくありません。そのため、歯周外科治療では、失った骨を再生させる治療も行われます。

  • エムドゲイン法

エムドゲイン法とは、エムドゲインというゲル状の薬剤を使って、失われた骨を再生する治療法です。エムドゲインゲルの主成分は「エナメルマトリックスデリバティブ」と呼ばれる特殊なタンパク質で、歯周組織の細胞の分化や増殖を促します。その結果、歯槽骨を始めとした歯周組織を再生させることができるのです。

  • 骨移植

骨移植とは、患者さんご自身のお口の中から骨を採取して、骨が失われた部位に移植する方法です。歯槽骨に限らず、全身の骨の治療でも行われている方法なので、イメージしやすいかと思います。ちなみに、エムドゲイン法でもこの骨移植を併用します。

 

■今ある歯肉を移植する治療

歯周病などによって失われた歯肉は、特殊な薬剤を用いなくても、今ある歯肉を移植することで症状を改善できることがあります。

  • 結合組織移植術

結合組織移植術とは、お口の中の天井部分である口蓋(こうがい)から粘膜(結合組織)を採取して、歯肉が失われた部分に移植する方法です。露出した歯根面が覆われ、審美性の改善が期待されるだけでなく、象牙質知覚過敏症などの症状にも効果があります。

  • 歯肉弁側方移動術

歯肉弁側方移動術は、歯周病などによって失われた歯肉を、すぐ隣の歯肉によって補う治療法です。今ある歯肉を側方へと移動することから、このような名前が付けられています。移植する歯肉がすぐ近くにあり、移植部位への生着も良い方法なのですが、欠損部へと問題なく移動できるだけの歯肉が存在していなければなりません。

こうした“今ある歯肉を移動する治療”は、原則として患者さんご自身の組織であるため、拒絶反応などが起こるリスクを減らすことができます。また、失った骨を再生させるほど、長い期間も要しません。とはいえ、非常に専門性の高い治療法なので、歯周外科治療に慣れた歯科医師でなければ、処置を安全に遂行するのが難しいといえます。当院は、歯周外科治療の様々な症例に対応してきておりますので、一度ご相談頂ければと思います。

 

■まとめ

今回は、歯肉や歯の周辺組織は再生治療により、取り戻せることを紹介してきました。しかし、最も大切なのは、歯周病や歯肉退縮にならないように予防することです。そのためには、日頃からの適切な予防習慣が重要であり、歯科医師や歯科衛生士といった専門家からのアドバイスも必須となります。ですから皆さんも歯科医院の定期検診を受け、正しいセルフケア方法を身に付けましょう。歯周病や歯肉退縮を防ぐためのプロフェッショナルケアも当院にお任せください。

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